動物紹介

ラマ

ラクダ科 / 偶蹄目
学名 / Lama glama
英名 / Llama

南アメリカに生息するラクダ科の仲間が家畜化されたものです。アンデス山脈周辺において伝統的に飼育され、毛や皮が衣類の原料になる他、物資の運搬などにも用いられています。

<個体紹介>
かすみ(メス):2009年3月18日生まれ
かすみは少し繊細な性格です。
今はエミューと暮らしています。

ムフロン

ウシ科 / 偶蹄目
学名 / Ovis orientalis
英名 / Mouflon

ヨーロッパ南部地方の山岳地帯に生息しており、家畜ヒツジの原種だと考えられています。野生のヒツジの中で最も体が小さく、オスだけに立派な角が生え、年を重ねるごとに渦を巻くように伸びていきます。とても警戒心が強く、人が近づいたり大きな音が聞こえたりするとすぐに逃げます。群れで生活し、展示場内でもみんなで一緒に行動しています。フィーダー(自動給餌器)から餌を取り出す姿を是非チェックしてください。

ホンドギツネ

イヌ科 / 食肉目
学名 / Vulpes vulpes japonica
英名 / Japanese red fox

本州、四国、九州に生息しています。
雑食性で、ネズミ、鳥、昆虫、魚、果実なども食べます。
耳がとても良く、ネズミの出すかすかな音も聞き分けることができます。

<個体紹介>
わらび(オス):2012年4月生まれ
とても繊細な性格です。
気に入ったおもちゃは、くわえたり放り投げたりして楽しみます。

テンジクネズミ(モルモット)

テンジクネズミ科 / 齧歯目
学名 / Cavia porcellus
英名 / Guinea pig

南アメリカのアンデス山脈に生息していた原種(パンパステンジクネズミ)が食用として家畜化されたもの。
一見おとなしく見えるモルモットですが、ボディランゲージを通して、さまざまな感情を体で表現したり、いろいろな場面で鳴き声を発したりする等、コミュニケーション豊かな動物です。

当園では約70個体を飼育し、全ての個体に名前がついています。

カイウサギ

ウサギ科 / ウサギ目
学名 / Oryctolagus cuniculus
英名 / Domestic rabbit

ヨーロッパに生息するアナウサギが食用、毛皮用として家畜化されたものです。地面に穴を掘る習性があります。春と秋の年に2回、換毛があり、夏毛と冬毛に生え変わります。ペットとしても人気で、さまざまな大きさと耳の形、毛のタイプ、体色があります。

<個体紹介>
しろ(メス):2011年 6月13日生まれ

ハクビシン

ジャコウネコ科 / 食肉目
学名 / Paguma larvata
英名 / Masked palm civet

ヒマラヤから台湾までの東南アジア、東アジアに生息しています。
顔の真ん中に白い線があることがその名前の由来となっており、漢字では「白鼻心」と書きます。
雑食性で、果実や種子、小動物、昆虫、鳥などを食べます。足指の数は前後ともに5本です。タヌキは足指の数が4本のため、足跡で見分けることができます。

<個体紹介>
「ハッチ」(オス)は、関東地方で保護され、当園にやってきました。夜行性のため、日中は寝ている事が多いのですが、ごはんの時はとても素早く動きます。

ヤマアラシ(種不明)

ヤマアラシ科 / 齧歯目
学名 / Hystrix sp.
英名 / Porcupine

夜行性で、主に南ヨーロッパや北アフリカの森林・サバンナに生息します。怒るとトゲを逆立て、ガラガラと音を鳴らし、後足を踏み鳴らしながら威嚇をします。当園の個体は、ケープタテガミヤマアラシとタテガミヤマアラシの中間的な特徴を持っていることから、種が不明となっています。

<個体紹介>
ダン(オス)は、目の周りが白いのが特徴です。ごはんを食べる時は、両前肢で持って食べます。

ライオン

ネコ科 / 食肉目
学名 / Panthera leo
英名 / Lion

アフリカに生息し、プライドと呼ばれる少数のオスと複数のメスからなる10頭ほどの群れを作る動物です。
2019年現在、生息地の約80%が失われ、獲物不足や狩猟などにより野生下での個体数が急激に減少しています。

<個体紹介>
あさひ(オス):2012年8月8日生まれ
リラ(メス):2011年7月6日生まれ
「あさひ」は、その体の大きさに反して、環境の少しの変化にも敏感です。
「リラ」は、目つきこそ鋭いものの、遊んでいる姿はとても可愛らしいです。

アムールヒョウ

ネコ科 / 食肉目
学名 / Panthera pardus orientalis
英名 / Amur leopard

アフリカ大陸からユーラシア大陸まで分布するヒョウの亜種の一つです。ヒョウの中では最も北に分布し、最も大型で斑点が大きいことが特徴です。高いところを好み、木登りが得意です。

<個体紹介>
ポン(メス):2008年11月12日生まれ

カピバラ

テンジクネズミ科 / 齧歯目
学名 / Hydrochoerus hydrochaeris
英名 / Capybara

南アメリカに生息する、世界最大の齧歯類です。川や池、沼地にて、泳いだり潜ったりすることが上手です。部分的に水かきのついた指を持っており、頭のてっぺんに鼻、目、耳がついているため、泳いでいるときも嗅いだり、見たり、聞いたりすることができます。草本植物だけでなく、木の芽、柔らかい樹皮なども食べます。

<個体紹介>
リア(メス):2013年9月17日生まれ

キリン

キリン科 / 偶蹄目
学名 / Giraffa camelopardalis
英名 / Giraffe

アフリカに生息しており、アカシアをはじめとする植物の葉や若芽、小枝が主食です。現存する陸上動物の中で最も背が高い動物です。とても長い首と舌が特徴的で、かなり高いところの植物を食べることができます。オス同士は、首を絡ませたり、頭を押しつけあったりしながら競う、ネッキングと呼ばれる行動を行います。
<個体紹介>
リン(オス):2005年9月30日生まれ
プリン(メス):2014年3月13日生まれ
「リン」は穏やかな性格で、「プリン」は活発で元気のいい個体です。とても仲が良く、2頭で寄り添っている姿も良く見られます。

オオカンガルー

カンガルー科 / 双前歯目
学名 / Macropus gigantues
英名 / Eastern grey kangaroo

オーストラリア東部に生息しています。

別名ハイイロカンガルー。カンガルーの仲間の中ではアカカンガルーと共に最も大きくなる種です。

オーストラリアでは食用として利用されることもあります。

力も強く、オス同士が争うときは前肢で相手を捕らえ、後肢で蹴って闘争を行います。
後肢は、ジャンプをしながら移動をするときにも用いられ、短時間であれば時速50kmにも達することができます。